プリンスオブウェールズSは,繰り上がりでShillelagh Slewの「勝利」

Shillelagh Slew Wins Prince of Wales on DQ (bloodhorse)
Shillelagh Slew captures Prince of Wales following disqualification (throughbredtimes)
日曜日のフォートエリー競馬場で,カナダ3冠の第2弾,第71回のプリンスオブウェールズSが行われました.このレースはダート9.5ハロンで,カナダの3冠は最後のブリーダーズSを芝で行い,芝ダート両方で争われます.で,今年プリンスオブウェールズSを「勝利」したのは,Shillelagh Slewでした.
レースは,後方から進んだMalakoffが直線で先頭に並び,4頭の争いから1馬身半差抜けてゴールイン.しかし,直線残り200mくらいでで内にささり,3頭の進路を妨害しました.妨害されたうちの外のShillelagh Slewは,同じような足色だったらしく,寄られて行き足をなくしてコース変更を余儀なくされ,2位入線.真ん中のPipers Thunderは2位入線から1馬身差の3位入線,最内のEdenwaldは一番の被害を受けたらしく,Royal Challengerに交わされて5位入線.レース後すぐに審議となり,Malakoffの進路妨害が認められ,Edenwaldの後の5着に降着,2位入線のShillelagh Slewが優勝という結果となりました.レースの時計は1:55.87.
ただ,Shillelagh Slewの騎手のアピールにより審議となったものなので,Malakoffのオーナーはあまり納得してない模様.最終確定の48時間以内に上告する可能性があるとコメントしています.進路が変わったとしても,妨害するような変わり方じゃないだろうと.
Shillelagh Slewは,騎手ディーノ・ルチアーニ,調教師マイケル・デパウロというスタッフ.戦績は7戦3勝.クインズプレートは5着からの巻き返しでした.2歳時にコロネーションフューチュリティ3着という戦績があります.父Chief Seattle,母Frippalina,母父Theatricalで,母系を遡るとNearcticの母に行き着きます.また,Nearctic 4x5というインブリードを持ちます.