愛オークスはAlexandrova
EASY FOR FALLON AND ALEXANDROVA (sportinglife)
Alexandrova Completes Oaks Double (bloodhorse)
16日にアイルランド・カラ競馬場にて6頭立てで行われた愛オークスを制したのは,英オークス馬Alexandrovaでした.騎手は英国で騎乗停止となったキーレン・ファロン,調教師はエイダン・オブライエン,馬主はマグナー,テイバー,スミスという濃紺勝負服御馴染みの面子です.2着は4馬身差でScottish Stage,3着は頭差で追加登録で出走のRising Cross,2番人気Confidential Ladyは5着.勝ち時計は2:29.69.
Alexandrovaは残り600mまで最後方内側で,残り200mまでに抜き去り,そこから差を付けて勝利をしたという展開ですか.直線入り口で2着のScottish Stageが先頭に立ちましたが,Alexandrovaの切れの前には着を維持するのが精一杯でしたか.Alexandrovaの調教師曰く,「ペースが遅かろうが早かろうが,切れが違うので関係ない」とのこと.
Alexandrovaはこれで7戦3勝.勝利は前走G1オークスとメイドンだけでしたが,G1フィリーズマイルはNanninaの短頭差2着と素質を見せていました.今年はG3ムージドラS2着も,オークスで6馬身差圧勝を見せ,愛オークスでも圧倒的な人気に.血統は父Sadler's Wells,母はShouk,母父はShirley Heightsで,父Baratheaの1歳上の半姉Magical RomanceがG1チェヴァリーパークS勝利という良血です.次走はヨークシャーオークスの予定で,牡馬との対戦はその後に.10ハロンでも問題ないということで,愛チャンピオンSあたりが候補になるとのこと.
キーレン・ファロン騎手の愛オークス勝利はRamruma,Ouija Boardに続いて3勝目.また,ファロン騎手は同一年の愛ダービーと愛オークス連勝でもあります.意外にもオブライエン調教師は愛オークス初勝利.また,英愛オークス連勝の馬は11頭目.
英愛オークス連覇馬のリスト.因みに,仏愛オークス馬はいない.
勝利年 | 馬名 | 父-母父 | 備考 |
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1948 | Masaka | Nearco-Mahmoud | 母Majidehは1942年愛オークス勝ち馬,叔母Queen Of Shirazは1940年愛オークス勝ち馬,半弟Gallant ManはベルモントS勝ち馬. |
1971 | Altesse Royale | セントクレスピン-Crepello | 輸入種牡馬マグニテュードの母. |
1975 | Juliette Marny | Blakeney-Worden | 全弟Julio Marinerはセントレジャー馬.半妹Scintillateもオークス馬. |
1978 | Fair Salinia | Petingo-シャトーゲイ | - |
1981 | Blue Wind | Lord Gayle-Chamossaire | - |
1987 | Unite | Kris-Petingo | - |
1988 | Diminuendo | Diesis-Tom Rolfe | 愛オークスはMelodistと同着. |
1992 | User Friendly | Slip Anchor-Blakeney | セントレジャーなども勝利.JCで来日. |
1999 | Ramruma | Diesis-Green God | - |
2004 | Ouija Board | Cape Cross-Welsh Pageant | JCで来日. |
2006 | Alexandrova | Sadler's Wells-Shirley Heights | - |