ジャンプラ賞はStormy River

Clement, Stormy River combine for Prix Jean Prat triumph (throughbredtimes)
セントジェームズパレスS後の3歳マイル路線を狙って,昨年よりこの時期に移動したフランスのG1ジャンプラ賞.今年の勝利は1番人気のStormy Riverでした.騎手はティエリー・テュリエ,調教師はニコラス・クレメント.スタートして最後方に位置し,ゴール前は外からKentucky Dynamiteを捉えての勝利.前回微妙だった追い込みが,今回は見事に決まったのですね.2着Kentucky Dynamiteに半馬身差の勝利です.クレメント調教師(とオーナー)は,2003年のVesponeに続き,ジャンプラ賞2勝目.この後は少しお休みして,ムーランドロンシャン賞を使おうかなとのことです.クイーンエリザベスIISがいい目標になるかもね,とも.
これで8戦4勝2着3回.昨年10月のG1クリテリウムインターナショナルで2着に入り,今年はリステッドのジェベル賞,G3フォンテンブロー賞と連勝していました.これでプールデッセデプーランで人気になったのですが,このレースはAussie Rulesの3着と,初めて連外し.馬場が柔らかめなのに勝ち時計がちょっと速く,この辺の対応が出来てなかったとの評であります.次のセントジェームズパレスSでは2番人気で,Araafaの2着.後方からのレースで,上手く前を縫って馬群を追い込んだのですが,Araafaの早めのレースに届きませんでした.そこからの巻き返しの今回のレースだったわけです.
3着は2着から1馬身半差でアガ・カーン殿下のDilek.2着3着ともロワイエ=デュプレ調教師の馬です.プールデッセデプーリッシュ(繰り上がり)2着のImpressionnanteは6着,フランスでは騎乗OKのファロン騎手鞍上のIvan Denisovichは8着という結果でした.