アサヒライジングはアメリカンオークス2着

(海外遠征馬情報)アサヒライジング号 アメリカンオークス(G1)惜しくも2着! (JRA)
Pletcher's 'Wait' Pays Off in American Oaks (bloodhorse)
Wait a While stays perfect on turf with American Oaks triumph (throughbredtimes)
アメリカンオークスを制したのは,ギャレット・ゴメス騎乗,トッド・プレッチャー調教師の3番人気Wait A Whileでした.1番人気に推された日本から遠征のアサヒライジングは,4馬身半差の2着.半馬身差で3着はArravaleという結果.いやいや惜しいが,4馬身以上も離されちゃ,あきらめも付くって感じかな.
アサヒライジングは,スタートは普通に出たように見えつつも,その後先行争いで加速する馬群に付いていけてなくて6番手になったような印象.エスピノーザ騎手も,スタートがあまり上手くなかったと述べています.Wait A Whileは先行馬群の外目4番手を上手く追走したというところでしょうか.4コーナーまでにWait A Whileは先頭に立ち,直線で4馬身の差を付けると,その差を維持してゴールに飛び込みました.アサヒライジングは大外を通って前に取り付くも,切れる脚がなく,2番手だったArravaleをじりじりと交わすのが精一杯.道中先頭を走っていた2番人気Attimaは,最下位に敗れています.残り600mくらいで,Wait A Whileは前を走っていたFoxysoxの進路を妨害したとして,Foxysoxの騎手による異議・審議がありましたが,着順どおり確定.勝ち時計は1:59.38.
Wait A Whileは,ダートでの競馬があだとなって,初めの頃は少し行きたがっていたみたいですね.アサヒライジングは終始外外を周らさせられたのが惜しい.かなり距離をロスしていますが,ロスなくてもWait A Whileには届かなかったか.というか,勝負どころでずぶい手ごたえでしたねえ.エンジンかかるの遅いですよ.
Wait A Whileは10戦5勝.アメリカンオークスがG1初制覇です.重賞はダヴォナデールS,サンズポイントSを勝利しており,3勝目.G1ではケンタッキーオークス3着,アシュランドS2着でしたが,この世代の牝馬の上位の馬であることは間違いありません.この勝利が印象深いので,このまま芝路線を歩むみたいですね.父Maria's Mon,母Flirtatious,母父A.P. Indyという血統で,Buckpasser 4x5というインブリードを持ちます.Northern Dancerが5代母の父なんて,随分更新された血統ですね.