マザーグースSはBushfire

Bushfire Cooks Foes in Mother Goose (bloodhorse)
ベルモントパークの3歳牝馬のG1マザーグースSは,2番人気のBushfireが勝利しました.前走エイコーンSに続くG1連勝です.騎手はエドガー・プラド,調教師はエディー・ケニアリー.いつものように,Bushfireはスタートしてすぐ先行し,先手を奪いました.しかし今回はTeammateが道中からリードを取り,そこからBushfireは半馬身くらいの2番手.Teammateはスタートで出遅れて結構脚を使ってまで先手を奪っていたのでした.Teammateの手ごたえがなくなる3〜4コーナー中間くらいでBushfireは先頭に立ち,直線に入ってもタフに周囲から迫ってくる馬を退け,先頭のままゴールイン.2着Pine Islandに3/4馬身差で勝利です.3着は,3コーナーから積極的にBushfireに絡んでいったReady To Please.よく粘りましたが,最後脚色が衰えてPine Islandに半馬身交わされました.勝ち時計は1:49.86.
BushfireはこれでG1を3勝目.G1アシュランドSを勝利してケンタッキーオークスに臨みましたが,これは3位入線の6着降着でした.その後にベルモントのG1エイコーンSに出走し,先行して勝利.どうもこの馬は人気になりづらいみたいなのですが,今回も2番人気並びでした.これで9戦6勝.父Louis Quatorze,母Traki Traki,母父Mo Powerという血統.ちょっとローテーションが詰まってたし,これから暑くなるし,ということで,休養を挟んで10月のアラバマS辺りからにしよう,そしてチャーチルダウンズBCディスタフに出よう,という計画みたいです.ニューヨークトリプルティアラは,どうもシリーズとしてあまり重視されてないみたいですね.Bushfireの調教師は,トリプルティアラの期間はもう少し余裕あるものにならないか,と述べています.
2着のPine Islandは,3走目というレースキャリアの少なさで2着に来ました.これはいい馬が現れたのかもしれませんね.4着Lemons Foreverはケンタッキーオークス勝利で1番人気でしたが,後方から特に見せ場なし.こちらもアラバマSから復帰とのこと.
しかしこのレース,G1なのに総賞金25万ドルか.キャッシュコールマイルがG3なのに75万ドルというのに比べると,いい位置づけのレースのはずなのになあ,と思ったりします.それだけキャッシュコールマイルが短期間のG1昇格狙って本気と言うことなのでしょうが.