自分用備忘メモ.
私がメール閲覧に利用しているソフトは「AL-Mail32」.で,これはユーザー名とパスワードの認証について,SSLに対応していない.そこで,「Stunnel」というソフトを利用してSSLに対応しなくてはならない*1
AL-Mail32の設定は,POP3サーバ名を「localhost」,SMTPサーバ名も「localhost」に.ここから「高度な設定」を選び,POP3ポート番号を任意に,SMTPポート番号も任意(POP3とは違う番号)に設定*2
Stunnelの設定は,[pop3s]について,「accept = localhost:(先ほどの任意のポート番号)」,「connect = (POP3のサーバ名):(メールサーバの設定しているポート番号)」,[ssmtp]について,「accept = localhost:(先ほどの任意のポート番号)」,「connect = (SMTPのサーバ名):(メールサーバの設定しているポート番号)」と書き換える.
ここまでは良かった.しかし,最近メールサーバがOP25Bに対応してセキュリティを強化し,更に面倒なことになった.従来のAL-Mail32ではSMTP-AUTHに対応しておらず,上の手続きを経ても「このサーバーはSMTP Authenticationに対応していません」となり,メールの送信が出来ない.もうメールソフトを乗り換えなきゃならないかと思いきや,Al-MailがOP25Bに対応してくれた.何か不都合が発生した場合は,とりあえずソフト作成元のサイトに行かなきゃな,と改めて思う.AL-Mail32 Version 1.13bを上のリンクからダウンロードし,オプション→アカウント→高度な設定で,「メール送信時に認証する」のチェックボックスを入れ,ユーザー名とパスワードを入力.そして,「認証方式」のプルダウンメニューから適するものを選択すれば,目出度くメール送受信が出来るようになった.
AL-Mail32の利点.添付ファイルが画像ファイルでもプリビューしない(なのでウイルスやフィッシングの対策となる).アカウントごとに別のファイルで管理しており,アカウントごとに受信箱がごっちゃにならない(10年位前に使っていたOutlook Expressでは,複数アカウントを利用しても,受信箱は一つで,すべてアカウントからのメールが同じところに集まった).割と受信メールの振り分けが楽.HTML形式メールに対応していない(そして,HTMLメールをテキストとして読み込んだとしても,タグを無視して表示することが出来る).軽い.
AL-Mail32の欠点.バージョンアップがあまり行われていないので,上述の通りSSL対応とか少し厄介なことに.最近ではあまり利用者がいないような気がする(なので相談相手があまりいない…).他のメールソフトとの互換性があるのか? SPAM対策としてのフィルタはなさそうだなあ(手動でキーワードを振り分け条件にするくらい.メールサーバのほうでSPAMメールに関してヘッダとかで情報を挿入してくれると,振り分け条件に楽).

*1:個々人のPCの相性の問題だろうが「wstone」というソフトでは駄目だった.AL-Mail32に対応したSSLプロクシソフトとして,「SecureTunnel for AL-Mail32」というのもあるみたいだが.

*2:ここでの任意の番号は,1024以上がお勧めだそうだ.別の通信ソフトで重複するかもしれないからね.