競馬サブカルチャー論・第17回:馬と『涼宮ハルヒの憂鬱』MilkyHorse.comの馬法学研究会)
何と面白い論考なのでしょうか.上記サイトの「競馬サブカルチャー論」,今年に入って3本論考があるのですが,「CLANNAD」「Fate/stay night」といずれもやったことのないゲームの話で,何となく凄いのだろうけどよく分からないという状態でした.それでもやってみようかなと喚起させる文章力は目を見張ります(まだまだやっておりませんが).そして今回は「涼宮ハルヒの憂鬱」ですか.これは読んだことあるから少しは分かるぞ.うんうん.
というわけで「ハイペリオンHyperion)」に関する話が出てくるのですが,これまた(馬の)ハイペリオンに関するエピソードを多くちりばめていて,大変素晴らしいリビューにもなっているのです.そうか,ハイペリオンの数多くのエピソードは,確かに「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公とオーバーラップする.論考内には記されていませんが,4歳になって調教師が変わり,憂鬱になってしまったかのように競走成績が落ちたことも符合するのかも知れない.そして,ハイペリオンの血ははサラブレッドの血統に蔓延し,サラブレッドの世界を変えてしまったかのような存在だったというのも符合するかもしれないですね.いやいや,言いすぎですかね.
惜しむらくは,ネタバレに配慮するためか,ポニーテールに関する言及が少々歯切れ悪いことでしょうか.うーむ,しかしポニーテールで馬に結びつけるのなら,「ひぐらしのなく頃に」でも出来そうですね.