ラストタイクーンの死亡は日本で?

Last Tycoon, Won '86 BC Mile, Dies at 23 (bloodhorse)
Champion sprinter, international sire Last Tycoon dies at 23 (throughbredtimes)
まずは昨日の訂正です(ドンキチさん,ご指摘ありがとうございます).「2003年以降は諏訪牧場か」と書きましたが,とりあえず2003年は諏訪牧場(2002年10月8日のGallop Online)でありつつも,2005年はミウラファーム(リンク先pdf,日本軽種馬協会東北支部・青森県軽種馬生産農業共同組合)でしたね.ここ2年引退ではなく,2005年まで供用.ただし2005年産は1頭のみで,オペラレディ産駒の牝馬です.かなり受胎率が落ちていたことを伺わせますが,2006年産の馬はいるのかなあ.2006年に産駒オースミタイクーンが青森・ワールドファームで供用というのは,父にあやかったのかな?
また,「2001年までアロースタッド」ではなく,イーストスタッド日高スタリオンステーションアロースタッドと供用先を経ています.どこに何年にいたかまでは裏のあるところまで調べられませんでしたが,pedigree onlineのキャッシュからですと,95年がイーストスタッド,99〜2003年がアロースタッドです(98年をクールモアとしているので,信頼できるか微妙).
で,上のリンク先は米国でのラストタイクーン関連のニュース記事ですが(私が参照した記事は,他にRacing Postのもあります),オーストラリアでの記事と詳細が異なっています.どこが違うかというと,5月27日に日本のアロースタッドで死亡ということです.ドイツではない.どちらが信頼できるのかな.一応私はこちらの記事のほうが信憑性があるような気がするのですが.日本軽種馬協会のデータベースも死亡日の把握が早かったといえますし,「輸出」事項に記録がないですし.初め「ドイツで死亡ってありえなくもないなあ」とは思ってしまいましたがね.日本のスポーツ新聞でもドイツで死亡となってるくらいでしたからねえ.11月8日や15日のドンキチさんのコメントで,ラストタイクーンが候補に上がっていたのに,ドイツに行ったのかなとは少しだけ思いましたが.
クールモアがラストタイクーンを所有したのは2003年までで,この辺が「ここ2年種牡馬を引退していた」という解釈となったのでしょうか.その後はアロースタッドに寄贈されたと解釈していいのでしょうかねえ(Last Tycoon was given to Arrow stud).産駒は16世代,1640頭で,レースに出走が1207頭.うち,勝ちあがりが756頭で,76頭のブラックタイプ競走勝ち馬と37頭の重賞勝ち馬を輩出とのこと.