仏オークスはConfidential Lady

SANDERS BANNED AS LADY LANDS OAKS (sportinglife)
Confidential Lady Lands French Oaks (bloodhorse)
今更ですが,11日のディアヌ・エルメス賞こと仏オークスを制したのは人気の落ちていたConfidential Lady.騎手はセブ・サンダース,調教師はサー・マーク・プレスコット,オーナーはチェヴァリーパークスタッドです.2着の1番人気の無敗Germanceに1馬身半差で,3着は鼻差でQueen Cleopatra.2番人気Allowayは10着でした.プレスコット調教師は37年目にして初のクラシック制覇,チェヴァリーパークスタッドは仏オークス初制覇だそうです.
レースは,GermanceのペースメーカーKeladoraやSanaya(サンタラリー賞2着)のペースメーカーDaltayaがレースを引っ張る展開で,結構早いペース.Confidential Ladyはその後を進む展開.直線に入るところでGermanceやQueen Cleopatraが仕掛け,Germanceが抜け出そうとするところをConfidential Ladyも仕掛け,Confidential Ladyが直線で外に持ち出すとそのまま1馬身半差でゴールインというレースでした.速い展開が向いたのではないかとはRacing Postの分析.ただ,サンダース騎手は鞭の過剰使用で8日間の騎乗停止,ロイヤルアスコットは出られなくなりました.
Confidential Ladyは前走愛1000ギニーで1番人気6着という結果で,ここでは人気を落としていました.ただ,今回距離が伸びること,愛1000ギニーは馬場が柔らかかったが今回は時計のでる馬場が望めること,などで,後から振り返ってみれば勝因となりそうな伏線はありました.愛1000ギニー前は1000ギニーをSpeciosaの2着で,今期3戦目.通算10戦5勝,2歳時にG3カルヴァドス賞の勝利というのがあります.父Singspiel,母Confidante,母父Dayjurで,叔父に3冠馬Affirmedがいるという血統です.Northern Dancer同系配合で,4x4のインブリード.お次は少し休みを挟んでヨークシャーオークス行こうか,という感じみたい(ただ,今回2000mは良かったが,2400mはどうかみたいなことも言っている).確定的なローテーションではないみたいですが.
2着Germanceは前走サンタラリー賞まで無敗で4連勝でしたが,土が付きました.Silver Hawkの仔らしく,瞬発力が少し不安かとはレーシングポストの評.母が日本で競走した馬ですし,ヴェルメイユ賞辺りで期待したいものです.3着Queen Cleopatraはオブライエン,ファロン,マグナーのトリオの馬.