愛2000ギニーはA.ムンロ騎手騎乗のAraafa勝利

ARAAFA STUNS KING GEORGE (sportinglife)
Araafa Surprises in Irish Two Thousand Guineas (bloodhorse)
レース前は大本命だった2000ギニーGeorge Washington.週末に大雨で不良馬場と化しました.この不良馬場をどう対処するか注目が集まったわけですが(というかスクラッチするかもとか),2着に敗退.勝利したのは2000ギニーで4着だったAraafaでした.管理するノセダ調教師はアイルランドクラシック初制覇,騎乗していたA.ムンロ騎手はジェネラス以来のアイルランドクラシック制覇となりました(ブライトン競馬場で制裁くらったけど,この日は騎乗停止にならなくて良かったみたいなことを言ってます).
偏屈George Washingtonは,今度は出走前にパドックから出たがらなかったそうで,馬場コンディションと合わせてこれでスクラッチかとも思われていたそうです.オブライエン調教師がスタート地点まで付いていって出走となったそうですが.AraafaはグッドウッドのヘロンSというレースに出る予定もあったそうですが,馬場が合うだろうということで愛2000ギニー出走.
Araafaは道中は後方に位置し,残り3ハロンくらいから仕掛け,馬群を縫って残り2ハロンで先頭.そのまま2馬身押し切ったとのことです.勝ち時計は1:49.8と,マイルの時計かよと思わせるようなものでした.不良馬場の上,更に道中スローペースだったというのもあるみたいですね.父はDanzig産駒Mull Of Kintyre*1,母Resurgence,母父Polar Falconで,Northern Dancer同系配合,3x4のインブリードの持ち主です.父の母父がEasy Goreというのが珍しくて良いですね.近親は,母の全兄にG1ナンソープSを勝った種牡馬Pivotal*2.6戦2勝2着1回,今年は2000ギニーのみの出走でしたが,ほぼ最低評価にも関わらず4着に入り,愛2000ギニーでは4番人気でした.といっても事前に特筆するような戦績はなく,2000ギニー以外では昨年10月のG3ホリスヒルS3着くらいでした.お次はロイヤルアスコットセントジェームズパレスSの予定とのこと.また雨が降ればいいなとは調教師の希望.
2着のGeorge Washingtonは相変わらず行儀が悪く,レース後審議も着順変わらず.2番人気DecadoはGeorge Washingtonから1馬身差の3着.