海外競馬完全読本

どうにもちょっとやる気の出ない今日この頃.5月病…でしょうか.
最近読んだ本.海外競馬編集部編「海外競馬完全読本」東邦出版.4年前に出た同名本の改訂版で,今回は執筆者が増加し(どっかで見かけたことのあるような名前が多いですね),218ページ→291ページと73ページの充実が図られています.前回の本からの追加点は,「海外競馬の基礎知識」における英語表記のまとめ,「Second Step」の主要人物名鑑,ジャンプレース概況,各地域の血統概況,海外競馬の行き方というところ.削られたところは,各競馬場のコース概況ですかね.これはちょっと残念です.
掲載されている国が非常に多様で面白いんですよね.ジンバブエ,ペルー,ウルグアイなんて需要があるのかとも思えるような国もページを割いていて,スパイスも効いています.まあでも,ページ割いている国のうち,ウルグアイシンガポール,香港以外はパート1なんです.レース数とか生産頭数とか売り上げ見ると,日本が如何にパート2で浮いているかが分かるのですよ.韓国,中国,インド,トルコなんて国の概況があるともっと面白かったのですが,贅沢ってものかな.
それにしても,データ集の「国際G1ミシュラン」の日本の項目,ジャパンCはともかく他はいくらなんでも評価高すぎだろう.とりわけ宝塚記念マイルCSサイレントウィットネスが来て勝ったという1点において,スプリンターズSのほうが評価高いものだと思うのですよ(今年からの国際G1格付けだから仕方ないのかな).
以下,この本の執筆者の方の言及箇所と,ウェブ上で私が発見できた書評へのリンク.
誤植との戦い (須田鷹雄の日常・非日常)
書評「海外競馬完全読本」 (すわ村)
『海外競馬 完全読本』 読み物として楽しめるビギナー書 (馬券日記 オケラセラ@馬耳東風)