日本競馬の閉鎖性関連の記事

Limiting Outsiders, Japan Helps Horses Gain on the Inside
アンディ・ベイヤー氏、ワシントンポストで日本競馬を批判
無礼なことを言うな、たかが指数派が。
シーザリオの件も関連付けられている,日本競馬の閉鎖性に関するコラム.大元の記事では,シーザリオアメリカンオークスのゴール前写真が使われています.条件戦はともかく,オープン戦は(その名の通り)できる限り制約のない条件で行われたほうがスリリングと私は思うので,私は開放賛成寄りの意見を持ちます.より質の高いレースを見せてよ,ということで.
つーか,他のパート1国と同じ条件でなければ,どんなに日本競馬で目の見張る成績を残しても,所詮閉鎖競馬での成績で,それ自体は評価されないでしょうし.エルコンドルパサーシーザリオのように,海外での実績を残すくらいしか道は残されない.それなのに,タイキシャトルの勝利には多くの報奨金があったと思うけど,その後「何故か」この報奨金制度は縮小されたと記憶しています.日本馬の外国流出は避けながら,外国馬には割り当て枠の出走しか認めない.「日本馬は強い,日本競馬はレベルが高い」という「幻想的な評価」を保持しつつ,「実際の評価」を得る機会を制限なんて.
海外の馬が,割り当てている枠の中に実際にやってこないから今のままでいいというのではなくて,開放されているという建前が必要だと思うのです.日本調教馬・生産馬の評価材料を増やすにも必要な作業だと思うのです.「リストアップしたレースしか登録しちゃ駄目」じゃなくて,「我々は基本オープンである」のほうが,実効性のない開放でも相手の言い分を減らすものなのではないかと思うのですよ.
Proudwingsみたいに,オープン戦を香港のステップとして,行きがけの駄賃っていうのだっていいじゃない.
(あくまで「レースの開放」のみについて,競馬を見る側から駄弁を弄したのみです.)