ジャパニーズ・スーパースター・シーザリオ

日米オークス馬、シーザリオ引退へ
優駿牝馬アメリカンオークスを勝利のシーザリオが,右前繋靱帯炎再発で引退と発表されました.これはもう大変残念なことです.ラインクラフトとの再対決(福永騎手はどちらを選ぶだろう)や,古馬牡馬相手にどれほど頑張るかが見たかったです.スイープトウショウにも負けないくらい強いと思うのですが,どうだったでしょう.私の非常に好みのシチュエーションは,牡馬相手に頑張る牝馬というものですので,シーザリオにもこのポイントを突いてもらいたかったのです.
この馬の何よりの実績は,父内国産の日本生産馬で海外G1制覇を果たしたことでしょう.日本が輸入に頼らず,世界の生産馬と渡り合えることを示したからです.まあ,とはいえ母は輸入馬ですが.この勝利でもって,エクリプス賞の3歳牝馬と芝牝馬の項目で票が入るほどインパクトあったっぽいですしね.もっと遠征が活発になるといいのだけど,検疫の壁は大きいのだろうなあ.
それにしても,繋靭帯に関する話題がここ最近多いような.メジロマックイーンの引退原因も靭帯炎,ヒシミラクルも靭帯炎,スズカマンボも靭帯不全断裂.屈腱炎ほどでなくても,地味に競走馬の引退原因を作っています.