ナリタトップロード死亡

菊花賞馬ナリタトップロード急死
うーむ,嫌なニュースを目にしましたよ.膀胱結石に由来する急性心不全って,あまり聞いたことのないような死因です.大体1年位前に同期のアドマイヤベガが死亡していますが,この時期は若い種馬にとってあまりいい時期ではないんですかね…
個人的には,それほど好みの馬ではありませんでした.馬券の相性が悪かったんですよね.馬の責任ではありませんが.ただねえ,やっぱり騎手の良く分からなさが付きまとって,狙いづらかったんですよ.コンビだからこそこの馬の人気なのだ,と言う方も多いだろうとは理解しています.でもでも,皐月賞の時の前に行きたいんだか後ろに控えておきたいんだかの,手綱を動かしたり止めたりを見ると…
後はこの馬,3000m級の重賞を幾つか勝ってますが,実際は実績ほど粘りこみ体質なかったんじゃないかと疑ってます.5歳時のジャパンカップと6歳時の天皇賞秋,この2つで見せた追い込みがなかなか印象に残ってるからなんです.どちらも4コーナーでかなり後の位置取り(ま,どっちも先頭に届いてませんでしたが).で,早仕掛けというか粘りこみを図ると,必ず後ろからやられると(G2とかだと,実力差で何とかしてた感じでしたけど).菊花賞で味をしめた戦法だとは思うのですが,あの菊花賞,かなり上がり3ハロン速かったし.とても我慢して我慢して追い出して,良い味が出せたんじゃないのかなあって.この馬の他のレースでの上がり3ハロンも,なかなかコンスタントに34秒台が出てますし.マヤノトップガンの5歳時みたいに,脚質転換が見てみたかった馬でした.
後は,ジャパンカップパドックに「飛翔」という横断幕があって,えもいわれぬ笑いを誘われたことが記憶にありますねえ.あの落馬の後だけに.不謹慎ですが.ってか,最近は引きこもりがちなんですが,あの頃は良く競馬場に行ってましたねえ.