Mubtakerが安楽死

TREGONING STUNNED BY MUBTAKER DEATH (sportinglife)
Middle-distance star Mubtaker euthanized after breakdown (throughbredtimes)
2003年の凱旋門賞2着のMubtakerが,調教中に骨折して安楽死と報じられました.右後脚の粉砕骨折とのこと.丁度Barbaroの被った怪我と似たようなものでしたが,Mubtakerのほうがより広範囲の怪我だったので,救命措置は取れませんでした.ハムダン殿下所有,調教師はマーカス・トレゴニング.トレゴニング調教師は,今年Sir Percyでダービーを勝ったばかりだというのに.
Mubtakerは9歳馬で,成績は31戦13勝.今年も4月のG3ジョンポーターSを勝利していました.ただ,その後の5月のG3オーモンドSでは5頭立て5着,G2ヘンリーIISで7頭立て6着と微妙な戦績.G2ジェフェリーフリーヤーS目指して調教が積まれていて,そこを襲った悲劇でした.2002年・2003年・2004年のG2ジェフェリーフリーヤーS,2003年G3セプテンバーS,2005年のG3カンバーランドロッジS,2006年G3ジョンポーターSが重賞勝ちです.G1での成績は2003年の凱旋門賞2着が最高で(G1初挑戦なのに),バーデン大賞7着,カナディアンインターナショナル4着,「キングジョージ」11着,昨年の凱旋門賞が9着という成績でした.
調教師のコメントは,相当この馬が好きだったかというのばかりです.2歳時は別の調教師のところでしたけど,3歳からずっと調教していましたし.

伝説の騎手の帰国

名騎手の遺骨来月帰国 シベリア戦没DNA鑑定デーリー東北新聞社
報道機関提供情報・旧ソ連抑留中死亡者遺骨の伝達について青森県庁)
クリフジ*1で変則3冠を制した前田長吉騎手.その遺骨がシベリアから遺族に引き渡されるというニュースです.ものすごく驚きました.大川慶次郎がこの騎手の情報求むと色んなところで書いていたのは有名ですが,60年経って遺骨が判明し,帰国するなんて.
それにしても戦争に駆りだされてシベリアで死亡なんて,何と遣る瀬無い.ソ連の横暴もだが,とっとと戦争をやめなかった当時の日本の政府当局にもむかつくものだ.言っても詮無いことですが…