ドイツ賞はDonaldson

ドイツ賞、ドナルドソンがG1初制覇 (netkeiba)
ドイツ賞は,今年はワールドカップの影響で1ヶ月ばかり早く開催.デュッセルドルフ競馬場での25日の開催で,勝利したのはDonaldson.ジャパンC勝利のLando産駒の4歳で,G1初制覇どころか重賞初制覇.母はDaytona Beach,母父Koenigsstuhlで,いかにもドイツ産って血統です.Dschingis Khan 4x3という近親交配.LandoはLiterat=Liberty 3x3の近親交配,母はKaiserkrone=Kaiseradler 4x2とOlymp 4x4の近親交配,でもって,6代母DrudaはTourbillon 2x2という偏執的血統を持っていたりします.いやいや凄い血統だ.
楽に逃げて直線で追い出すと,そのまま2着に3/4馬身押し切ったという競馬みたいですね.7戦2勝.重賞は,ユジェーヌアダム賞6着,フュルステンベルクレネン8着という経験があるのみ.Landoの影響か,堅い馬場のが得意というか,堅くないと駄目とか調教師は言ってますけど.トルステン・ムンドリー騎手,ピーター・ラウ調教師.
2着は3歳馬Schiaparelli.この後はドイツダービーに向かうそう.3着に1番人気Salutino.2着から更に1馬身3/4差です.3着馬の調教師はA.ファーブルで,この日Hurricane RunとともにG1でオッズオンの人気馬をこけさせてしまいました.

クインズプレートはEdenwold

Edenwold Responds in Queen's Plate Upset (bloodhorse)
Edenwold sweeps to Queen's Plate win (woodbine entertainment)
ノングレードですが,カナダの3冠レース第1弾クインズプレート.カナダ産限定で,25日に行われました.今年の勝利馬はEdenwold.何でもカナダ牡馬2歳チャンピオンがクインズプレートを勝利したのは1977年のSound Reason以来なんだとか.2着は米国調教馬Sterwins(トッド・プレッチャー調教師のとこ)で,3/4馬身差の勝利です.Edenwoldは先頭を走るSterwinsの2番手に付け,マイル通過くらいで先頭に立ち,直線で押し切ったレースです.
サザンヘイロー,母Best Of Friends,母父Miningで,Turn-to 4x4という血統で,叔父のVice N' FriendlyはG2馬.前走プレートトライアル3着という着順からの巻き返しでした.ちょいと距離が持つか,2歳時から心配されていたみたいですね.11戦5勝で,今年は3戦1勝.調教師はジョージー・キャロルで,女性.クインズプレートを制した初の女性調教師となりました.騎手はエミール・ラムザミーで,1996年のVictor Cooley以来のクインズプレート勝利.Edenwoldという名前は,サスカチュワン州レジャイナの北東の小さな村の名前からだそうです.
圧倒的人気だったボブ・バファート厩舎のWanna Runnerは10着.騎手ヴィクター・ヴェラスケスが言うには,1000m通過時点に,鼻出血でも起こしたような感じだった,とのこと.