クイーンエリザベスIIカップは南アフリカのIrridescence

Irridescence Sparkles in Tight QE II Cup Win
OUIJA BOARD THIRD IN HONG KONG
http://www.hongkongjockeyclub.com/english/racing/Results.asp?RaceDate=23/04/2006&RaceNo=8
TEAM VALOR
23日に香港で行われたG1クイーンエリザベスIIカップは,3番人気の南アフリカ牝馬Irridescenceの勝利でした.人気のOuija Boardは3着.Ouija Boardずいぶんスタートが悪く後方から.勝ったIrridescenceは先手を奪うと道中1馬身半くらいのリードを保ちつつ,4コーナーでSuper Kidと競り合いに.直線でIrridescenceはSuper Kidを競り落とすと,すぐに外から猛烈な勢いでOuija BoardとBest Giftが.Ouija Boardは良い追い込みを見せるも,残り100くらいで同じような脚色になったBest Giftも鼻差捉えきれず,3着まで.Irridescenceは鼻差の際どい粘りこみでした."Reluctantly"って記事にあるので,ホントなら行く気なかったっぽい.
Irridescenceはドバイデューティフリーに出走予定もスクラッチした馬.輪乗り中に興奮して立ち上がったからとか.そういえば発走除外の馬がいたような… デューティフリーに出ていたPerfect Promiseの全妹で,父Caesour(その父Nureyev),母Meretricious,母父Dancing Champという血統.13戦8勝ってことでいいのかな.G1勝ちは今回のに加え,SA Fillies Classic,Woolavington 2200という南アフリカのがあります.今年はドバイのバランシーンSというのを勝ち,デューティフリーに出る予定もスクラッチという経過.馬主は今後,欧州への挑戦を考えつつも,調教師はこの馬の気性じゃ長い距離の移動はちょっと難しいかもねとした上で,夏に欧州遠征できれば,と述べています.
Ouija Boardの鞍上はファロン騎手から代打で乗り代わりのデットーリ騎手.2400mならば勝ってたよと述べています.状態も良かったし,これからこの馬にとっていいシーズンになるんじゃないのとも.お次は,ダンロップ調教師はコロネーションCデットーリ騎手はキングジョージがいいんじゃないかと言っています.