フロリダダービーは無敗馬Barbaroの勝利

Barbaro Shows He's Genuine in Florida Derby
Fast track no problem for Barbaro in Florida Derby
米国ではケンタッキーダービー路線が真っ盛り.ガルフストリームパークのフロリダダービーは,その内でもかなりの重要レースです.過去このレースを制したケンタッキーダービー馬は,90年以降,UnbridledサンダーガルチMonarchosがいます.Captain Bodgitはケンタッキーダービー2着,Empire Makerケンタッキーダービー2着とベルモントS勝利と,なかなか良いステップレースです.因みに,ケンタッキーダービー同様,Yum! Brandsがスポンサーだったのですね.
勝ったのは無敗の1番人気Barbaro.不利な外枠を引いて,さらにスタートでふらついてChaming Imageとぶつかるも,すぐにSharp Humorの2番手に付け,直線で競り負かす.多少のアクシデントや不利を気にしない先行力と直線での粘り,これはなかなか楽しみな馬が出てきましたよ.半馬身差でSharp Humorが2着.3着はSunriverで,2着から3馬身差と離されました.
Barbaroは5戦5勝.デビュー,ローレルフーチュリティ,G3トロピカルダービーと芝で3連勝(2006年最初の「ダービー」勝利だそうです.3馬身3/4差).前走2月4日のG3ホーリーブルSでダート初挑戦,初のメジャーな競馬場での出走となりながらも,2番手という位置からの競馬を見せ,3/4馬身差の勝利という経歴でした.ホーリーブルSは泥んこ馬場の勝利ということで,今回のフロリダダービーで普通のダートへの対応が疑問視されていました.これでケンタッキーダービーに向けて前途が開けました.父Dynaformer,母La Ville Rouge,母父Carson Cityと,Electrocutionistに続いてRoberto系の活躍なるかというところですね.
この後は,ケンタッキーダービーに直行ローテーションが取られるみたいです.ただ,記事では中4週のローテで勝ったケンタッキーダービー馬は1956年のNeedlesまで遡ると,ちょっとだけけちを付けています.