チャンピオンSは大波乱

DAVID SLAYS CHAMPION BIG GUNS
OratorioAlkaased,Alexander Goldrunなんかが人気だった10ハロンのイギリスG1レース.今年このレースを勝利したのは,大波乱でDavid Juniorでした.2着もわりかし人気薄でPride,3着も人気薄のMaraahel.3連単だったらどれくらいの倍率なんでしょう.戦後2番目の人気薄らしく,こんなのは73年以来だと書かれてますから,Hurry Harrietってのもずいぶんな人気薄だったんでしょうね.
David JuniorのG1経験は,2000ギニーサセックスSのみ.11着,7着と,大きく沈んでいました.でも前走G3セレクトSは1番人気で勝っているので,ちょっと人気薄になりすぎていたのかも知れません(まあ,今回他にG1馬が何頭もいましたからね).Echo of Lightという馬が逃げて,David Juniorがその後を付けていたみたいですね.で,Echo of Lightは残り3ハロンで一杯で,David Juniorが先頭,押し切った格好.スペンサー騎手は,速いペースがこの馬には合っている,といっています.たぶん距離もあっていたのではないかな.今後は香港を視野に入れつつ(招待されるか分からないから),来年のレースに向けて調教を積んでいくそうです.馬主は,サッカー・プレミアリーグバーミンガムのオーナーでもあるDavid Sullivan.サッカー詳しくないので良く分からないですが,今年,選手獲得の際に表に出てきたオーナーらしいですね.9戦5勝,重賞勝ちは今回と先にあげたレースのみ.父Pleasant Tap,母Paradise River,母父Irish RiverNever Bend 4x4のインブリードが目立つ血統で,母の全兄に輸入種牡馬*パラダイスクリーク,近親種牡馬Theatrical,*タイキブリザード
3/4馬身差の2着は牝馬Pride.前走凱旋門賞の,ヘビーローテーション組みなのに好走しました.追い込むも届かず,という感じだったみたい.2400mのジャパンCよりは2000mの香港を目指すそうです.で,引退と.
Oratorioは4着で,調子悪かったのでしょうか(なんか血の状態が万全ではなかったんだとか).後方から進出したみたいですが,駄目だったみたいで.Alexander Goldrunは7着.