パリ大賞とMontjeuのリーディング地位

フランスのレース改革にともない,去年までの2000mより2400mに変更.時期も若干後に.去年はこのレースをBagoが勝ち,凱旋門賞を勝ちました.もう少し前はパントレセレブルが勝ち,凱旋門賞をびっくりレコードで勝利しています.評判馬が評判どおりにいくとゲンがよさそうなレースですね.距離変更でどう出るか.
で,今年優勝したのは,人気に推されたMontjeu産駒Scorpionでした.マグニア&テイバー,キーレン・ファロン,エイダン・オブライエンの例のトリオです.Montjeuは,何かがおかしいくらいに産駒が3歳2400m級G1を勝ちますね.2着は2馬身半差でDarshaan産駒Desideratum,3着は2着から3/4馬身差でOrion Starでした.Scorpionはロンシャンの2400mのレコードを,0.3秒縮める2:24.3秒の快勝でした(パントレセレブルの2:24.6秒が従来のレコードでした).2番手からの抜け出しのようで,危なげのないレースだったのでしょうかね(記事だけなものでして…).
調教師は,愛ダービーからのローテーションが良かったみたいなこと言っています.いい日程だってさ.今後は休養させて,同じ舞台の凱旋門賞を目標にするとのことです.
それにしても,Montjeuは何かがおかしい.Racing PostのGreat Britainの統計を見てTotal Prizeでソートしてみただけですが,現時点でリーディング首位ですか.因みに2位はデインヒルで,3位にSadler's Wells.いよいよSadler's Wells陥落なんでしょうか.まあ,まだまだシーズンは終わってませんが,それでもMontjeuはSadler's Wellsの倍稼いでますし.後は,Pivotal,Giant's Causeway,Halling,KingmamboDanehill DancerMachiavellian,Night Shiftと10位まで続きます.Giant's Causewayも頑張っていますが,いかんせん1世代しか産駒いませんし.いやいやそれでも,1世代しか産駒のいないMontjeuの稼ぎようは快挙ですね.