訂正と偏執血統とマルセル・ブサック

19日のメモの訂正です.「(1箇所を除く)×Hildifann→○Heldifann」「×このPrima Dor産駒Keratoid Devil→○このPrima D'or産駒Ducea」見間違えちゃいました.ご指摘いただきまして,ありがとうございました.
偏執的血統といえば,最も有名なのは「クリスチャンディオール」マルセル・ブサック.19日のメモで取り上げたHeldifann=Durbanは,マルセル・ブサック配合を語る上では欠かすことのできない馬です.従って,この両馬からの子孫にはこだわりのインブリードの見られるケースが多数なのです.とはいえブサックだから必ず近親配合って訳でもなく,実際のところはそれほど強いインブリードとならないPharisやTeddy系Asterusとの相性を確かめたケースが多くなっております.馬からサラブレッドを切り出したように,サラブレッドからこの3枚を切り出したような「一蓮托生」生産なんですねえ.お陰でこの切り札がインブリーディングで煮詰まった時,外からの血の導入の選り好みが激しくなってしまい(自分とこの個性的な配合に合うような血統を,よそも生産してるとはかぎらないし),没落していくわけなんですが.よくも悪くもインブリーディング成功失敗の引き合いです.ブサック血統に関するより詳細は,こちらを参照いただくと大変な参考となります(鞘次郎様,感謝).