お役所仕事

政治なんだか行政なんだか.お役所仕事とは融通の利かない役人を非難する言葉です.私も色々役所にいってお役所仕事に腹を立てることは多いのですが,功罪両面あります.ルールどおりにしか仕事を取り扱わないから融通が利かない訳で,反面,ルールがしっかりしていてその仕事に関しての担当と対処がしっかりとしていることでもあります.しかし,この反対に裁量行政という言葉があります.役人が自分のやりたいことを自分で判断してやるって行政のやり方です.役所はバックに権力があるので,この裁量行政は癒着を生みます.官僚と呼ばれる種族の人は長年,この裁量行政をやってきたから非難されているわけですね.裁量行政が日常化すると,その日その日が良ければいいという行政になってしまい,長い目で見ると無駄使いや下手をすると国家財政の破綻なんて起こってくるのです.とっとと明確にルールと責任の所在を固め,裁量行政を脱してもらいたいものです.(この辺の政策的な議論が,日本銀行にインフレーション・ターゲティングを設けるべきかという話でもあるのです)
何でこんなこと書いたかというと,年金の納入期間を確認に役所に行ったときに,なかなか開示してくれなくて腹が立ったことを思い出したからです.結局見せてもらえるものなら,難癖付けずにはじめからルールどおり見せえや.ということで,お役所仕事よりも裁量行政に腹を立てている今日この頃なのです.