合計特殊出生率と官僚

政治っていうか事件っていうか.年金保険料算出のための数字の一つとして,合計特殊出生率というのがありますが,厚生労働省が意図的に発表を遅らせ,自民党への援護射撃的に年金改革法の成立を待ったのではないかとの疑惑発生.ま,官僚だったらやりかねんでしょ.職業柄,多少官僚の方と付き合うこともあるのですが,その人からは「官僚のお偉いさんは,頭の中に結論が先にあって,データはそれを補強するのに過ぎないとしか思っていない」と聞きました.彼は官僚でありながらいいたいことをいうので,こう聞いたのです.だから,平気で都合の悪いデータは隠すんだって.都合の悪い結果が出てお蔵入りになり,無駄遣いになってしまった調査なんて結構あるんだろうな.自分の都合のいいデータしか出す必要がないんだって.
また,官僚は民主党が嫌いな人が多いと聞きます.理由は,もし仮に民主党が政権を取った場合,自民党政権で作り上げた慣習などを変えたくないからなんだとか.今まで行政や色々な説明を自民党のセンセイ方にしたのが無駄になってしまうしね.自民党の政権が続けば,今までどおり自民党のセンセイ方に説明に上がり,それが政策に反映されたりするからやりがいがあるってのは分からんではないけど,だからといって政権が変わることをそんなに嫌がったりしちゃいかんよね.この意味では別に民主党に限らず,要は自民党以外が嫌いな人が多い印象がある(民主党を例に挙げたのは,数の上で自民党に変わって政権を取る可能性が高いから).かなり狭い範囲でしか,しかも私個人が聞いただけの範囲でしかない,私の個人印象に過ぎないとは思いたいのですが,粛々と行政事務をやってりゃいいのに.